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くるみんマーク
くるみんマークをご存知でしょうか?これは厚生労働省が認定した「子育てサポート企業」に発行している証です。さらに平成27年からは、くるみんマークのさらに上のプラチナくるみん認定も始まっています。くるみんマークを受けた企業は厚生労働省のホームページで紹介されています。就活の学生や社会へのアピールとして申請する企業が増えているのです。ではどのようにすればくるみん認定を受けることができるのでしょうか?
まず、次世代育成支援対策促進法は常時雇用する労働者が101人以上の企業は、労働者の仕事と子育てに関する一般事業主行動計画を策定し、外部へ公表、労働者へ周知するとともに、策定したむねを都道府県労働局に届け出る義務を定めています。一般事業主行動計画の策定は厚生労働省のホームページに記載されていますのでご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/jisedai.pdf
このように、一般事業主行動計画を実施後に都道府県労働局雇用環境・均等部に申請することによりくるみんマークを取得することができるのです。
それでは、くるみんマークを取得すると企業にとってメリットはあるのでしょうか?
一つは税制上の優遇があります。くるみん認定を初めて受けた年には資産の割増償却ができるのです(プラチナくるみんの場合は3年間)。
厚生労働省の山形労働局が平成28年に行なった調査では、くるみんマークを取得した企業の9割がその効果を実感しています。具体的には、2割ほどが会社のイメージアップにつながったと回答しており、会社の雰囲気が良くなったとか、同業他社との差別化が明確になったとかいう回答が続きます。
また京都産業大学の菅原研究室が行なった調査では、全国のくるみんマーク取得企業150社にアンケートを行い、23社から回答を得ています。この調査でも同様にもっとも効果を感じたのは企業のイメージ向上となっています。他にも従業員の定着や優秀な人材の確保が可能となったという回答も多くみられます。くるみんマーク取得に際して最も困難だと感じたのは、男性育児休業取得の要件を満たすこと、でした。
このように、障壁はあるものの、クリアすれば企業のイメージアップにつながり、就活生へのアピールとなり、従業員の満足度もアップしそうです。
ぜひ、くるみんマークを取得しましょう!