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マインドフルネスについて1

皆さん、こんにちは。緊急事態宣言が6都府県に拡大し、まん延防止等重点措置の対象は8道県に拡大されましたが、いかがお過ごしでしょうか。今年の大型連休も自粛を強いられ、行き場のないストレスに苦労されている方が多くいらっしゃるのかもしれません。そこで、今回はストレスに対するセルフケアとして、マインドフルネスについてお話していきたいと思います。


 最近、「マインドフルネス」という言葉を聞く機会が多いように思います(Googleをはじめとした名だたる企業で取り入れられているため)。そのため、おおよそのイメージを理解しているが、実際にどんなものか、具体的なイメージまで理解している方は少ないかもしれません。マインドフルネス(mindfulness)という言葉を分解すると、


“mind(こころ) + -ful(いきわたった) + -ness(状態)”


となります。それぞれを見ていくと、mindという名詞に-fulと-nessという接尾語が結びついてできた言葉で、もともとは「開放的で、とらわれのないこころの状態」を意味し、テーラワーダ(上座部)仏教を実践されている瞑想法を英訳すると「マインドフルネス(mindfulness)」となるようです。なぜ、英訳なのかというと、この瞑想法がアメリカで広まり、心理学でも取り入れられるようになった、ということが背景にあります。


 マインドフルネスに関する研究は進んでいますが、その言葉の意味は多少幅があります。そのせいでマインドフルネスという概念がイメージしづらいのかもしれませんね。最も広く受け入れている定義として、「意図的に、今この瞬間の体験に、判断をすることなく注意を向けること(Kabat-Zinn,1994)」があります。広く受け入れているとはいえ、少々難しい言い回しなので、かみ砕いて説明するならば、「今ここでの体験に目を向け(気づき)、それをありのまま受け入れる(注意を向ける=集中する)」ということになるでしょうか。すでに心理学に精通されている方であれば、自律訓練法(受動的集中)や自己催眠(自我許容性)、フォーカシング(フェルトセンス)の概念にそれぞれ近いところがあるようにも思われるかもしれません。


 以上、マインドフルネスという言葉について解説してきました。大まかなイメージをお伝えしてきましたが、次回はもう少し具体的な内容についてお話していきたいと思います。

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